2019年7月に開催されたNPCJ金沢大会を観戦して感じたことを記事にしました。
特にコンテストに出場している選手、金沢大会の結果を知りたい人は最後まで読んでみてください。
今後コンテストに出るに当たっての戦略やヒントを得ることができると思います。
※先にジャッジシートを見たい人はこちらからどうぞ。
タップできる目次
NPCJ金沢大会は「ポージング」で勝敗がついた
コンテストに出場する選手であれば「ポージング」の重要性をよく理解していると思います。
なぜなら、ポージング次第で自分の弱点を隠せたり、体を大きく魅せることができるから。
大会で結果を出せる人はポージングがうまいですし、結果を出せない人はポージングが下手。
ポージングで順位が大きく変わります。
2018、2019年とNPCJ金沢大会を2度観戦してきましたが、選手ではない僕から見てもポージングが下手な選手が多いように思います。
厳しい減量を乗り越えてステージに立った選手には申し訳ないけれどこれが本音…
正直ショックだったんですよね…
自分も金沢大会を観戦したら選手として出場したくなるのかなって心の中で思っていました。
でも実際観戦してみると、僕よりもバルクのある選手のポージングがダサすぎて危機感を覚えるくらい。
明らかにポージングの練習不足。
僕でも慣れていない感じが見て取れましたし、筋トレばかり頑張ってきたんだろうなって。
このNPCJ金沢大会をきっかけに、改めてポージングの重要性について思い知らされました。
僕個人としては、今後大会に出場するつもりでポージングのパーソナルを受けたり、ポージングのための筋トレをするようになりました。
他の選手と比べてバルクは劣りますが、ポージングをしっかりやれば勝つチャンスはあるはず。
バルクなんていつまで経っても足りないですからね。
バルクがあってもポージングで体を小さく見せている
バルクがあるにも関わらずポージングが下手なあまり、自分の体を小さく見せている選手が多いです。
その特徴として、
- 軸がとれていない
- 上体が前に突っ込んでいる
今回はこの2つを例に挙げたいと思います。
軸がとれていない
まず、こちらのツイートを見てください。
重心の軸がとれていないと自分の体を良く魅せることができない。
首からかかとまでのラインを垂直に維持するだけでもジャッジに与える印象は良くなる。
僕も来年このカテゴリーに出場予定。
ポージングで差をつけて勝ちたい。#NPCJ pic.twitter.com/EZoELelUA3— マッスルペディア管理人 (@muscle_pedia_) July 13, 2019
大会後このようなツイートをしました。
このカテゴリーに僕も出場予定ですが、ポージングのうまい選手が少ないですね。
僕よりもバルクはありますが、ポージングで差をつけられるレベル。
このカテゴリーは特にポージングが重要です。
では、こちらの写真も見てみましょう。
軸がとれている選手少なくないですか?
このポージングを見てカッコいいと思いましたか?
やっぱり軸がとれていないと格好悪いですし、ジャッジに与える印象も良くないですよね。
ここを修正するだけでも順位が大きく変わってくると思います。
上体が前に突っ込んでいる
ジャッジはステージ下から見ているので、体をちょっと前に倒して大きく見せるといいなんて言われていますが、僕は違うと思います。
なぜなら、上体を前に倒すことで、僧帽筋が見えてしまい肩が小さく見えるから。
あと、周りの選手より前に出るということは、顔も大きく見えるので損していると思います。
Twitterでもこのようにつぶやきました。
上体が前に突っ込んだポージングになると肩が小さく見える。
なぜなら、僧帽筋が見えるようになって肩の丸みが消えるから。
フィジークで重要なのは大きく丸い肩。
サイドレイズと同じくらいポージングをやりこまないと損しますね。
やっぱりポージングは武器になる。 pic.twitter.com/84G0xFUK3T— マッスルペディア管理人 (@muscle_pedia_) July 13, 2019
今回のジャッジシートを見るとそこまで悪影響はなかったかもしれませんが、僕個人の意見としては、上体を前に倒すのはやめたほうがいいと思っています。
せっかく大きな肩も丸みが消えますし、背中の広がりも見えなくなりますからね。
周りが前に出れば、自分は引くくらいの意識がちょうどいいかなと。
顔も小さく見える分、肩も大きく見せられるはず。
このクラスの上位は僅差だったので、このポイントを押さえると他の選手にもっと差をつけることができたと思います。
ジャッジの印象が変わるポージングのコツ
ポージングのパーソナル後から僕が意識していることをシェアしたいと思います。
今回は腹筋について。
腹筋をしっかり出すには絞れていることが前提ですが、ポージングにもコツがあります。
腹筋に力を入れる時のポイントは、腹筋の下部から丸めるように力を入れること。
多くの人は、腹筋に力を入れる時に上体を倒して腹筋の上部から丸めて収縮しようとします。
これだと先程説明したように、僧帽筋が見えてしまい肩の丸みが消えてしまいます。
なので、腹筋は下部から収縮するようにすると肩の丸みをキープしたまま腹筋を出すことができます。
下部から収縮するコツは、骨盤を後傾させること。
言葉ではなかなか理解しにくいと思うので、体を動かしながら試してみてください。
もっと詳しく知りたい人は、ポージングのパーソナルを受けることをおすすめします。
おまけ:トップフィジーカーがNPCJ金沢大会に参戦!
2019年NPCJ金沢大会には、トップフィジーカーであるトニー小池選手が参戦。
僕自身、出場することを知らなくてステージに出てきた時はかなりびっくりしました。
トニー小池選手といえば、海外のコンテストでも結果を出すほどの選手ですからね。
正直、地方大会に出てくるなんて思わないじゃないですか?
この仕上がりで地方大会出てこられたら戦意喪失するレベル笑
この投稿をInstagramで見る
金沢大会では、クラス優勝とオーバーオールをしっかり獲っていかれました笑
この投稿をInstagramで見る
こんな実力がある選手が地方大会に出てくれるのは嬉しいですね。
生で見ることができてほんとラッキーでした。
僕のインスタまでフォローしてくれるし最高の選手です。
まとめ:ポージングの練習は必須
バルク以外でどうやったら勝てるのか?
ここを追求した人は、大会で良い結果を得られると思っています。
ポージングを本気で考えた人だけが勝ち残っていけるんじゃないかと。
バルクも必要ですけど、いつまで経っても足りないですからね。
特に僕のようなバルクのない人はポージングで差をつけるしかありません。
日々のトレーニングからポージングを意識することが大切ですし、いろんな大会を観戦することも勉強になります。
他団体を見るのも刺激になりますよ。
よかったらこちらの記事もご覧ください。