今回は、
玄米の毒は嘘なのか?ギネス世界記録を持つお米の専門家に聞いてみた
をテーマに、
- 玄米に毒があるのは嘘?それとも本当?
- 玄米を安心して食べたいです…
このような質問にお答えします。
「玄米には毒がある」このような情報をネットで見かけることがあります。
あなたも玄米には毒があるのは本当なのか、それとも嘘なのか、気になってこの記事にたどり着いたんだと思います。
玄米を食べている人からすると不安になる情報ですよね。
僕も健康にいいと思っていた玄米に毒があると聞いてショックでした…
ネットで調べてもいろんな意見があったりして、どの情報を信じればいいのかよくわかりません。
そこで当記事では、玄米の毒についてギネス世界記録を持つお米の専門家に聞いてみました。
はたして玄米の毒は嘘なのか、それとも本当なのか。
玄米を安心して食べたいという人は最後まで記事を読み進めてくださいね。
玄米の毒は嘘なのか?
玄米好きな人は衝撃を受けるであろう玄米の毒問題。
今まで健康にいいと思って食べていたものに毒があると言われれば誰でもショックを受けますよね…
自分の体は大丈夫なのかと不安に陥るはず。
よくネット上なんかでは、アブシジン酸とフィチン酸この2つの毒が問題となっています。
- アブシジン酸が活性酸素を発生させる
- フィチン酸によるミネラルの吸収阻害
これらの毒が健康に悪影響を及ぼすのではないかと言われています。
が、その対策として、玄米を長時間浸水し発芽させることで無毒化して食べている人も多いのではないでしょうか。
しかし、浸水しても毒が水に流れ出ているから意味がないという意見もあったりします。
結局どうしたらいいのかわからなくなりますよね。
そこで今回は玄米の毒性について、ギネス世界記録を持つお米の専門家「東洋ライス」さんに質問させていただきました。
ギネス世界記録を持つお米の専門家「東洋ライス」さんはどのように考えているのか。
質問に回答して頂いたのでシェアしていきますね。
東洋ライスさんの現在の認識としては、
食べ物から摂取したアブシジン酸の毒性について国内外の文献・論文の調査を行ったが研究報告は確認できなかった。
ということでした。
簡単にまとめると東洋ライスさん的には、
玄米の毒性による健康問題はなく、科学者の中でも問題視されていないという考えでした。
あなたはこの回答を聞いてどう感じましたか?
正直、この回答だけではまだ納得できませんよね…
なので…
なぜ健康問題はないと考えているのか、もう少し突っ込んで理由も聞いてみました。
玄米の毒に問題がない理由
東洋ライスさんも言っていましたが、
食べ物から摂取したアブシジン酸の毒性について国内外の文献・論文の調査を行ったが研究報告は確認できなかった。
これが現状なわけですよね。
玄米の毒性に関するエビデンスを気にする人も多いと思いますが、研究報告を確認できない以上、正直何が正しいのか誰にもわかりません。
しかし、このような現状の中でも東洋ライスさんが考える玄米の毒に問題がない理由をあなたにもシェアしていきますね。
1.アブシジン酸はほぼすべての植物に含まれているから
アブシジン酸は玄米にだけ特別に含まれているものではありません。
あなたが普段からよく食べている野菜や果物、穀物にも含まれています。
ということは、あなたが口にする食材の多くには毒が含まれていることになります。
どうしても玄米だけが悪者になりがちですが、野菜や果物、穀物にも含まれているということを理解してくださいね。
そのため東洋ライスさんは、
食べ物から摂取したアブシジン酸の毒性について国内外の文献・論文の調査を行ったが研究報告は確認できなかった。
と、回答したわけですね。
多くの人は玄米にのみアブシジン酸が含まれていると勘違いしていたのではないでしょうか?
もしかすると、野菜や果物、穀物にも含まれていることを知ってよりショックを受けた人もいるかもしれません。
しかし、玄米の毒性による健康問題はなく、科学者の中でも問題視されていないということから、そこまで気にしなくていいのかもしれませんね。
2.玄米は生食するものではないから
そもそも玄米を生でボリボリ食べる人はいないと思いますが…
基本、玄米は生食ではなく炊飯という工程を経て食べるもの。
東洋ライスさん的には、
アブシジン酸は熱に弱いことから、十分な吸水と炊飯により問題はない
と考えているようです。
ここで十分な吸水とありますが、東洋ライスさんで販売されている玄米は1時間以上の浸水を推奨しています。
その理由は、無毒化するというよりもふっくらと美味しく炊くため。
独自の精米方法も関係しているのですが、浸水無しでの炊飯はおすすめしていませんでした。
玄米も十分な吸水と炊飯によって、アブシジン酸の毒性は発揮しないと考えていいかもしれませんね。
悪者は玄米だけではない
今回東洋ライスさんに質問して思ったことは、過剰に玄米の毒を気にしなくてもいいのではないかということ。
アブシジン酸は玄米だけに含まれているわけではないですし、活性酸素を発生させる原因もアブシジン酸だけではありません。
例えば、タバコ、お酒、ストレス、紫外線なんかも活性酸素を発生させる原因のひとつと言われています。
まずは、毎日の生活習慣を見直すことが大事なんじゃないかと思うんですよね。
玄米の毒を気にして食べなくても、結局お酒を飲んでタバコを吸っていれば活性酸素は発生するわけですから…
また、マグロばっかり食べていれば水銀の蓄積によってミネラルの吸収も悪くなりますし…
詳しくはこちらの記事で解説しています。
悪者は玄米だけではないですからね。
まずは、毎日の食習慣、生活習慣を見直すことが大事なんだと思います。
まとめ
今回は、
玄米の毒は嘘なのか?ギネス世界記録を持つお米の専門家に聞いてみた
をテーマにお届けしました。
玄米の毒性についてはいろんな意見がありますが、今回質問に答えてくださった東洋ライスさんの考えも参考にしてみてください。
僕自身は、東洋ライスさんが販売する玄米のみ食べることにしています。
その理由については、こちらの記事をチェックしてください。
機会があれば東洋ライスさんの玄米も食べてみてくださいね。
もし、まだ玄米に抵抗があるという人は、白米と玄米のいいとこどりのお米「分づき米」をオススメします。
僕がメインに食べているお米でもあります。
よかったらお米の選び方も参考にしてください。
最後に、答えにくい質問に答えてくださった東洋ライスさんありがとうございました。